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テンプレート:基礎情報 会社 コナミ株式会社 (KONAMI CORPORATION) は、アーケードゲームコンピュータゲームの製造、スポーツクラブの運営などを手掛けるコナミグループの純粋持株会社である。

2006年3月31日に子会社としてコナミデジタルエンタテインメントを設立、ゲーム機や玩具(食玩を含む)などの事業を譲渡した。

概要[]

1969年3月21日大阪府で創業、1973年3月19日法人化された。創業者の上月景正日本コロムビア経由でレコード業界にいた為、レコードからジュークボックス、コイン投入式遊戯機械を経てアーケードゲーム事業に参入した。

アーケードゲームのほかにMSXファミリーコンピュータプレイステーションなどのパソコン家庭用テレビゲーム機でジャンル問わない多くの人気ゲーム作品を発表し、現在では関連子会社を通じてテレビゲームに留まらず、カードゲームなどの玩具の製作・発売やスポーツクラブの運営も手掛けるなど、多角的に事業を展開している。

社名の由来は、創業メンバーの上月景正、仲真良信、宮迫龍雄の頭文字を取り「KOuzuki NAkama MIyasako」からである(一説には「MI」は松田拡、石原祥吉の「Matsuda Ishihara」であるとも)。

沿革[]

ファイル:Konami Corporation Entrance.jpg

本社エントランス

  • 1969年 - 上月景正が大阪府豊中市ジュークボックス修理レンタルを手がける企業「エンタプライズ社」として創業
  • 1973年3月19日 - 大阪府豊中市でコナミ工業株式会社設立、英文社名は「Konami Industry Co., Ltd.」。
  • 1978年 - 初めてCPUを使用したビデオゲーム機「スーパーデストロイヤー」を発売(レジャックが販売)
  • 1979年 - 米スターン・エレクトロニクス社へビデオゲーム基板を輸出、初の海外進出。
  • 1980年 - セガ・エンタープライゼス(現 セガ)に日本およびアメリカでの製造販売を全面委託(1982年に解消)。
  • 1982年 - ロサンゼルスにKonami of America Inc.(現 Konami Digital Entertainment, Inc.)を設立。
  • 1984年10月 - 大阪証券取引所(当時の新2部、現在は2部に統合)上場
  • 1986年8月 - コーポレートアイデンティティ(CI)を導入し、兵庫県神戸市ポートアイランド)のコナミソフト開発ビル(現・コナミ神戸ビル)に本社を移転
  • 1987年1月 - 多角経営を目指し、情報雑誌「月刊ナンダ(Nan?Da)」創刊(現在は廃刊)
  • 1988年8月 - 東京証券取引所第1部に上場
  • 1991年6月 - コナミ株式会社に改称、英文社名は「Konami Co., Ltd.」。
  • 1992年6月 - 東京都港区虎ノ門に東京本社を開設(本店は神戸本社のまま)。
  • 1993年4月 - 東京本社に本社機能を移転
  • 1995年 - コンシューマーゲームソフト開発部門の子会社化を開始
  • 1995年1月17日 - 阪神大震災により神戸本社オフィスが被災
  • 1999年9月 - ロンドン証券取引所上場
  • 1999年12月 - 兵庫県神戸市より東京都港区に本店を移転登記
  • 2000年7月 - 英文社名を「Konami Co., Ltd.」から「Konami Corporation」に変更。タカラ(現 タカラトミー)に資本参加。
  • 2001年2月 - マイカルグループの一企業で「エグザス」ブランドによりスポーツクラブを運営していたピープル(現 コナミスポーツ)を買収
  • 2001年5月29日 - サクセスに資本参加
  • 2001年7月26日 - ハドソンに資本参加
  • 2002年1月 - 元気に資本参加
  • 2002年5月 - アミューズメント施設(ゲームセンター)経営より撤退、アムリードに事業を売却。
  • 2002年8月 - 東京都千代田区丸の内に本店を移転
  • 2002年9月 - ニューヨーク証券取引所に上場
  • 2003年4月1日 - 創立30周年を機に新ロゴマークを導入
  • 2005年3月31日 - コナミが保有する元気株式を売却。これにより元気はコナミグループより外れる。なお、業務提携は継続される。
  • 2005年4月1日 - ゲーム事業の開発力強化のため、子会社のコナミコンピュータエンタテインメントスタジオコナミコンピュータエンタテインメント東京コナミコンピュータエンタテインメントジャパンコナミオンラインコナミメディアエンタテインメントを吸収合併。
  • 2005年4月11日 - 資本参加していたハドソンの第三者割当増資引き受けを決定、子会社化。
  • 2005年4月25日 - コナミが保有するタカラ株式を売却、タカラとの資本提携を解消。ただし業務提携は継続される。
  • 2006年2月1日 - インターネットイニシアティブとの合弁によりインターネットレボリューションを設立。
  • 2006年3月31日 - 持株会社制に移行。同時に以下の2つも実施し、持株会社の傘下にデジタルエンタテインメント・健康サービス・ゲーミング&システムの3事業会社を置く体制となった。
  • コナミスポーツを完全子会社化、コナミスポーツライフと合併し「コナミスポーツ&ライフ」に社名変更
  • コナミデジタルエンタテインメント」を新設、コナミ本体のゲーム事業を分割し新会社に移譲
  • 2006年5月31日 - コンビの子会社、コンビウェルネスを買収し子会社化。
  • 2006年10月2日 - メガサイバーを子会社化。
  • 2007年5月 - グループ事業拠点を東京都港区赤坂の東京ミッドタウンに移転集約。
  • 2008年3月 - フィットネスクラブ運営の東京電力の子会社、スポーツプレックス・ジャパンを買収し子会社化。
  • 2008年4月 - スポーツプレックス・ジャパンの株式を子会社コナミスポーツ&ライフに譲渡。
  • 2011年1月 - アビリット(現・高砂電器産業)を完全子会社化[1]
  • 2011年3月 - デジタルゴルフを完全子会社化。
  • 2011年4月 - ハドソンを完全子会社化。

ロゴマークの変遷[]

コナミはこれまでに3回のロゴマーク変更を行っている。当初1981年3月は「K」の文字の先端を曲げて特徴をつけた「Konami」の表記だったが、1986年8月にオレンジ色と赤色の波型模様をあしらったCIを導入し、表記もゴシック斜体大文字の「KONAMI」とした。しかし1998年10月に「安定した企業の象徴」として、波型模様はそのままに「KONAMI」の文字を斜体から正体に変更している。

また、「Konami SOFTWARE」(CI導入前の家庭用ソフト向け)や、「KONAMI SPORTS」(1990年代後半に発売されたスポーツゲーム)というサブブランドもあった。

2003年4月1日の創立30周年を機に再度CIを変更し、現在の赤色をモチーフにしたロゴマークとなった。この赤色は「コナミレッド」と命名され、コナミグループの企業イメージカラーとなっている。デザインはランドーアソシエイツ。この時に、ゲームソフトパッケージなどに表記される和文社名もオリジナル書体が使用されるようになったが、こちらは2004年度半ばから単なるゴシック体に変更されている。

サウンドロゴの変遷[]

CMでロゴマークと共に掛かるサウンドロゴも幾度か変更されている。「K」の文字の先端を曲げて特徴をつけた「Konami」の表記だった頃から1986年のCI実施を経て平成初頭まで「シャララン♪」と言う音と重った「コナァミ」であった。この「コナァミ」と言う声の正体はクリス・ペプラーである事を本人が「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」出演時に明かしている。 その後、広く知られている「コナァミー」(当初は「フロムコナァミー」)となる。その後のロゴマーク変更によりサウンドロゴも変わるが、流れない事も多い。例:2004年の場合はから飛び出すびっくりBe creative。

子会社の社名の変遷[]

2005年4月1日にコナミに吸収合併されたゲームソフト開発子会社は、2000年から2001年にかけて短期間での社名変更を繰り返している。

「コナミコンピュータエンタテインメント○○」(○○は地名)という社名から、これら開発子会社は「KCE○○」という略称で呼ばれていたが、2000年に「略称が幅広く親しまれているため」として、相次いでこれらの略称を正式な社名としている(登記上はカタカナの「ケイシーイー」)。ことKCE大阪(後にKCEスタジオと合併)は「大阪」すら省略し「KCEO」(ケイシーイーオー)の社名を名乗った。

しかし翌2001年、これら「KCE○○」は再びその社名を「コナミコンピュータエンタテインメント○○」に戻すことになる。理由は「コナミグループの拡大と発展のための、グループ企業としての立場の明確化」としている。またこの時は、略称も従来の「KCE○○」から、3レターコード(都市コード)を取り入れた「コナミ○○○」に変更し、また各社が使用していた独自のCIも廃止された。

コナミの知的財産戦略[]

コナミにおける著作権特許権商標権などの知的財産権の取得と行使は排他性が高く、ディズニー社サンライズと並んで強い執着がイメージされることが多い。

また著作権法違反に該当すると判断した事案に対しては厳しい姿勢で臨んでいる。

知的財産の占有と自主管理[]

コナミの著作物に付随する権利は法務部により自主管理されており、JASRACなどの管理団体には委託していない。

1999年には野球ゲームプロ野球選手・球団名の実名を使用する権利を日本野球機構との契約により独占し、他社の野球ゲーム発売に際し、コナミを介してのサブライセンス供与を渋ったとして後に独占禁止法違反で公正取引委員会から警告を受けている([2]劇空間プロ野球を参照)。

法人に対する主な訴訟[]

2005年には韓国のゲーム企業2社を相手に「実況パワフルプロ野球」のキャラクターデザインやインタフェースを盗用したとして訴訟を提起したが、2006年7月にソウル中央法院で敗訴。

また、2008年12月24日、『DJMAX』シリーズがBEMANIシリーズの特許権を侵害しているとする訴えをソウル中央地方裁判所に起こした[3]

それ以前に、1999年6月ジャレコVJなどがBEMANIシリーズの特許権を侵害しているとして、東京地裁に製造、販売の差し止めを求める仮処分をし、大量に納入していたナムコに対しての撤去を求める仮処分を東京地裁に申請した上に、ナムコ直営店及びセガ直営店(一部のフランチャイズ店は免れたがテンプレート:要出典)との取引が暫く打ち切られていた[4]

事業領域[]

主な事業所[]

ファイル:KONAMI Zama Office.jpg

神奈川事業所

  • 本社:東京都港区赤坂9-7-2(東京ミッドタウン
  • 神奈川事業所:神奈川県座間市東原5-1-1
  • 神戸事業所:兵庫県神戸市西区高塚台6-3
  • 那須研修センター:栃木県那須郡那須町大字高久乙3376

関連企業[]

日本国内のグループ会社[]

商号に「コナミ」を冠しないグループ企業も、コナミグループであることを明示するため原則としてコーポレートロゴに「a member of konami group」を付記している。

  • コナミデジタルエンタテインメント(以下「KDE-J」)
    • インターネットレボリューション - ポータルサイトi-revo」を運営。KDE-Jと、NTTグループ実質傘下のインターネットイニシアティブ(IIJ)の合弁。
  • コナミスポーツ&ライフ
    • コンビウェルネス - 健康関連機器メーカー。2006年にベビー用品専業メーカー・コンビより買収・完全子会社化し、コナミスポーツ&ライフの傘下に置く。
  • KPE - パチンコパチスロ機器事業。旧・コナミパーラーエンタテインメント。
  • コナミマニュファクチャリング&サービス - コナミグループ製品の製造・保守・運送部門。
  • KME - コナミグループ内で使用される音楽の版権管理。
  • ハドソン - ゲームソフトメーカー。2001年より資本参加し2005年に連結子会社化、2011年4月に完全子会社化。
  • コナミリアルエステート
  • 高砂電器産業 - パチンコパチスロ機器事業。コナミが2010年9月に買収を発表し、翌2011年1月に完全子会社化。発表当時の社名・ブランドはアビリット(ABILIT)だったが、完全子会社化と同時に廃止、CI導入(アビリットへの社名変更)以前に使用していたTAKASAGOをコナミレッドに塗ったものに変更された。

かつて存在した日本国内のグループ会社[]

レジャック
この社名が前面に出ていた時代がある。由来は遊戯の「レジャー」に技術の「テック」で、英語名はLeijac。コナミ工業は当時多くのアミューズメント施設を持つ大手オペレーター会社だったマル三商会の下請けで、レジャックはそんなマル三商会と名古屋のオペレーターだった「カトウ」との間にできた共同会社だった。そのレジャック(マル三商会)の力でソフトの販売等を行っていたが、インベーダーブームの終焉によりマル三商会が倒産する直前、同社はレジャックの株式を手放し、それを受け継いだのをきっかけにコナミ工業が前面に出る事になる。その後、カトウも株式をコナミ工業に譲ったことでレジャックは消滅した。
コナミコンピュータエンタテインメントスタジオ
実況パワフルプロ野球」などが代表作。現KDE-Jパワプロプロダクションの母体。
コナミコンピュータエンタテインメント東京
ウイニングイレブン」「ときめきメモリアル」などが代表作。
コナミコンピュータエンタテインメントジャパン
メタルギアソリッド」「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」などが代表作。現KDE-J小島プロダクションの母体。
コナミコンピュータエンタテインメント名古屋
主にGB用ソフトを中心に開発していた。
モバイル21
携帯ゲーム機向けソフト開発のために設立された、任天堂との合弁会社
コナミモバイル&オンライン→コナミオンライン
携帯電話コンテンツ事業やe-AMUSEMENTを運営。現在はKDE-Jが運営。
コナミミュージックエンタテインメント→コナミメディアエンタテインメント
音楽・映像ソフトや出版物の発行・販売。
コナミスポーツ(旧ピープル・現コナミスポーツ&ライフ)
現在のコナミスポーツ&ライフの法人格は当社のものである。
コナミスポーツライフ(旧ナプス・現コナミスポーツ&ライフ)
元々は旧ピープルの子会社で、買収時に旧ピープルからコナミに株式譲渡。その後コナミスポーツと合併しコナミスポーツ&ライフとなる。
コナミ出版
1980年代後半にゲーム攻略本や若者向け雑誌「Nan?Da」を刊行。
コナミアミューズメントオペレーション
ゲームセンター「チルコポルト」を運営。現在は株式会社アムリードに営業譲渡され「アミュージアム」となっている。
コナミマーケティング
小売店やエンドユーザーと直接関わる、コナミグループの営業部門。
コナミスタイルドットコム
e-コマース事業。オンラインショップ「konamistyle」を運営。コナミマーケティングへの吸収合併やコナミ本社直営期を経て、現在はKDE-Jが運営。
メガサイバー
携帯電話コンテンツ事業を運営。

業務提携先[]

かつてグループ会社だった企業。

  • 元気 - 現在は中堅の遊技機メーカー・ダイコク電機グループ
  • タカラ(現タカラトミー

マルチメディアカンパニー販売委託先[]

旧コナミメディアエンタテインメントの販売委託先。

  • キングレコードコナミレーベル
  • ソニー・ミュージックディストリビューション
  • ビクターエンタテインメント
  • ユニバーサルミュージック
  • ジェネオンエンタテインメント

その他[]

  • スターン・エレクトロニクス - かつてのアメリカ合衆国ピンボール5大メーカーのひとつで、テレビゲーム参入時はコナミのゲームのライセンスを独占していた。企業自体は消滅しており、現在のスターン社とは別会社。
  • 上月スポーツ・教育財団

主なゲーム・玩具・アニメ作品[]

コナミデジタルエンタテインメント又はコナミデジタルエンタテインメント発売の製品一覧を参照。

主な提供番組[]

テンプレート:節stub 現在

  • 遊☆戯☆王ZEXALテレビ東京
  • おはスタ(テレビ東京)
  • おはコロシアム(テレビ東京)
  • FAIRY TAIL(テレビ東京)
  • 極上!!めちゃモテ委員長(テレビ東京)
  • やべっちFC〜日本サッカー応援宣言〜テレビ朝日
  • べるぜバブ読売テレビ

過去

  • 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(テレビ東京)
  • 遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX(テレビ東京)
  • 遊☆戯☆王5D'sテレビ東京
  • ラブひな(テレビ東京)
  • コロッケ!(テレビ東京)
  • ギャグコロスタジオ(テレビ東京)
  • MÄR-メルヘヴン-(テレビ東京)
  • ハヤテのごとく!(テレビ東京)
  • 絶対可憐チルドレン(テレビ東京)
  • DEAR BOYS(テレビ東京)
  • ボンバーマンジェッターズ(テレビ東京)
  • テニスの王子様(テレビ東京)
  • ヒカルの碁(テレビ東京)
  • アイシールド21(テレビ東京)
  • 仰天人間バトシーラー(テレビ東京)
  • 超GALS!寿蘭(テレビ東京)
  • キャプテン翼(テレビ東京、平成版のみ)
  • わがまま☆フェアリー ミルモでポン!(テレビ東京)
  • 超星神シリーズ(テレビ東京)
  • おとぎ銃士 赤ずきん(テレビ東京)
  • BLUE DRAGON(テレビ東京)
  • Get Ride! アムドライバー(テレビ東京)
  • 魔法先生ネギま!(テレビ東京)
  • ネギま!?(テレビ東京)
  • 極上生徒会(テレビ東京)
  • きらりん☆レボリューション(テレビ東京)
  • ときめきメモリアル Only Love(テレビ東京)
  • 天元突破グレンラガン(テレビ東京)
  • 特命リサーチ200X!日本テレビ
  • アニメがんばれゴエモンTBS
  • RAVE(TBS)
  • GetBackers-奪還屋-(TBS)
  • 探偵学園Q(TBS)
  • ツヨシしっかりしなさいフジテレビ
  • ちびまる子ちゃん(フジテレビ)
  • 花さか天使テンテンくん(フジテレビ)
  • HUNTER×HUNTER(フジテレビ)
  • ワールドプロレスリング(テレビ朝日)
  • ボボボーボ・ボーボボ(テレビ朝日)
  • 夢色パティシエール(読売テレビ)
  • ぬらりひょんの孫東京MXテレビ他)

脚注[]

関連項目[]

テンプレート:Commons

外部リンク[]

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